鹿児島市議会 > 2020-02-19 >
02月19日-03号

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  1. 鹿児島市議会 2020-02-19
    02月19日-03号


    取得元: 鹿児島市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-20
    令和 2年第1回定例会(2・3月)                議 事 日 程 第 3 号                          令和2年2月19日(水曜)午前10時 開議 第1 第 90号議案ないし第106号議案 第2 第107号議案 財産の無償貸付けの件 第3 第108号議案 鹿児島市動物の愛護及び管理に関する条例制定の件 第4 第109号議案 鹿児島放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第5 第110号議案 鹿児島児童福祉施設の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第6 第111号議案 鹿児島幼保連携型認定こども園の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件 第7 第112号議案 鹿児島特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例一部改正の件 第8 第113号議案 鹿児島市立いしき園設置条例廃止の件 第9 第114号議案 土地の無償貸付けの件 第10 第115号議案 地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件 第11 第116号議案 鹿児島中央卸売市場業務条例一部改正の件 第12 第117号議案 鹿児島市立病院職員定数条例一部改正の件 第13 第118号議案 鹿児島交通局職員定数条例一部改正の件 第14 第119号議案 鹿児島水道局職員定数条例一部改正の件 第15 第120号議案 鹿児島船舶局職員定数条例一部改正の件 第16 第121号議案 鹿児島都市計画事業吉野地区土地区画整理事業施行条例等一部改正の件 第17 第122号議案 鹿児島浄化槽保守点検業者の登録に関する条例一部改正の件 第18 第123号議案 職員の配偶者同行休業に関する条例制定の件 第19 第124号議案 職員の服務の宣誓に関する条例一部改正の件 第20 第125号議案 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例一部改正の件 第21 第126号議案 鹿児島事務分掌条例一部改正の件 第22 第127号議案 鹿児島職員定数条例一部改正の件 第23 第128号議案 職員の育児休業等に関する条例一部改正の件 第24 第129号議案 鹿児島市報酬及び費用弁償条例一部改正の件 第25 第130号議案 包括外部監査契約締結の件 第26 第131号議案 鹿児島監査委員条例一部改正の件 第27 第132号議案 令和2年度鹿児島一般会計予算 第28 第133号議案 令和2年度鹿児島土地区画整理事業清算特別会計予算 第29 第134号議案 令和2年度鹿児島中央卸売市場特別会計予算 第30 第135号議案 令和2年度鹿児島地域下水道事業特別会計予算 第31 第136号議案 令和2年度鹿児島桜島観光施設特別会計予算 第32 第137号議案 令和2年度鹿児島国民健康保険事業特別会計予算 第33 第138号議案 令和2年度鹿児島介護保険特別会計予算 第34 第139号議案 令和2年度鹿児島後期高齢者医療特別会計予算 第35 第140号議案 令和2年度鹿児島母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 第36 第141号議案 令和2年度鹿児島病院事業特別会計予算 第37 第142号議案 令和2年度鹿児島交通事業特別会計予算 第38 第143号議案 令和2年度鹿児島水道事業特別会計予算 第39 第144号議案 令和2年度鹿児島工業用水道事業特別会計予算 第40 第145号議案 令和2年度鹿児島公共下水道事業特別会計予算 第41 第146号議案 令和2年度鹿児島船舶事業特別会計予算──────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件    議事日程のとおり────────────────────────────────────────   出席議員 (49人)  1 番   中  元  かつあき  議員  2 番   霜  出  佳  寿  議員  3 番   平  山  タカヒサ  議員  4 番   園  山  え  り  議員  5 番   佐  藤  高  広  議員  6 番   瀬 戸 山  つ よ し  議員  7 番   杉  尾  ひ ろ き  議員  8 番   徳  利  こ う じ  議員  9 番   薗  田  裕  之  議員  10番   し ら が  郁  代  議員  11番   松  尾  ま こ と  議員  12番   中  原  ち か ら  議員  13番   米  山  たいすけ  議員  14番   たてやま  清  隆  議員  15番   わ き た  高  徳  議員  16番   奥  山 よしじろう  議員  17番   柿  元  一  雄  議員  18番   志  摩  れ い 子  議員  19番   堀     純  則  議員  20番   井  上     剛  議員  21番   上  田  ゆういち  議員  22番   長  浜  昌  三  議員  23番   大  森     忍  議員  24番   伊 地 知  紘  徳  議員  25番   大  園  た つ や  議員  26番   の ぐ ち  英 一 郎  議員  27番   川  越  桂  路  議員  28番   山  口  た け し  議員  29番   仮  屋  秀  一  議員  30番   中  島  蔵  人  議員  31番   古  江  尚  子  議員  32番   田  中  良  一  議員  33番   大  園  盛  仁  議員  34番   小  森  のぶたか  議員  35番   ふじくぼ  博  文  議員  36番   森  山  き よ み  議員  37番   三 反 園  輝  男  議員  38番   小  川  み さ 子  議員  39番   小  森  こうぶん  議員  40番   上  門  秀  彦  議員  41番   長  田  徳 太 郎  議員  42番   幾  村  清  徳  議員  43番   入  船  攻  一  議員  44番   欠員  45番   平  山     哲  議員  46番   崎  元  ひろのり  議員  47番   秋  広  正  健  議員  48番   ふ じ た  太  一  議員  49番   片  平  孝  市  議員  50番   平  山  た か し  議員────────────────────────────────────────   欠席議員 (なし)────────────────────────────────────────   事務局職員出席者  事務局長   田  畑  浩  秋  君  議事課長   船  間     学  君  事務局参事  総務課長   西  園  史  朗  君  政務調査課長 益  田  有  宏  君  議事課主幹  議事係長   上 久 保     泰  君  委員会係長  渡     英  樹  君  議事課主査  迫  田  洋  行  君  議事課主任  海 江 田  拓  郎  君────────────────────────────────────────説明のため出席した者  市長     森     博  幸  君  副市長    松  永  範  芳  君  副市長    松  山  芳  英  君  教育長    杉  元  羊  一  君  代表監査委員 内  山     薫  君  市立病院長  坪  内  博  仁  君  交通局長   鞍  掛  貞  之  君  水道局長   秋  野  博  臣  君  船舶局長   南     勝  之  君  総務局長   白  石  貴  雄  君  企画財政局長 原     亮  司  君  危機管理局長 千  堂  和  弘  君  市民局長   古  江  朋  子  君  環境局長   玉  利     淳  君  健康福祉局長 中  野  和  久  君  産業局長   鬼  丸  泰  岳  君  観光交流局長 有  村  隆  生  君  建設局長   松  窪  正  英  君  消防局長   安  樂     剛  君  病院事務局長 緒  方  康  久  君  市長室長   宮 之 原     賢  君  総務部長   松  枝  岩  根  君  企画部長   池  田  哲  也  君  財政部長   枝  元  昌 一 郎  君  危機管理局次長尾 ノ 上  優  二  君  市民文化部長 上 四 元     剛  君  環境部長   菊  野  純  一  君  資源循環部長 西  山  孝  志  君  すこやか長寿部長         稲  田  祐  二  君  こども未来部長田  中  公  弘  君  福祉部長   吉  田  幸  一  君  産業振興部長 有  村  浩  明  君  農林水産部長 塩  川  瑞  穂  君  観光交流部長 成  尾     彰  君  国体推進部長 尾  堂  正  人  君  建設管理部長 柚  木  兼  治  君  都市計画部長 福  留  章  二  君  建築部長   吹  留  徳  夫  君  道路部長   中  川  英  一  君  消防局次長  中  村     剛  君  病院事務局次長新  穂  昌  和  君  交通局次長  岩  切  賢  司  君  水道局総務部長日  高  照  夫  君  船舶局次長  橋  口  訓  彦  君  教育委員会事務局管理部長         小  倉  洋  一  君──────────────────────────────────────── 令和2年2月19日 午前10時 開議 △開議 ○議長(山口たけし君) これより、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第3号のとおりであります。 △第90号議案-第106号議案上程 ○議長(山口たけし君) それでは、日程第1 第90号議案ないし第106号議案の議案17件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 これらに対する各常任委員長審査報告を求めます。 △市民健康福祉委員長報告 ○議長(山口たけし君) まず、市民健康福祉委員長審査報告を求めます。   [市民健康福祉委員長 古江尚子君 登壇] ◆市民健康福祉委員長古江尚子君) 市民健康福祉委員会に付託されました議案5件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、市民健康福祉委員会における議案審査報告を終わります。 △産業観光企業委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、産業観光企業委員長審査報告を求めます。   [産業観光企業委員長 米山たいすけ君 登壇] ◆産業観光企業委員長(米山たいすけ君) 産業観光企業委員会に付託されました議案9件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、第91号議案については異議のない旨答申すべきものとし、その他の議案については、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、産業観光企業委員会における議案審査報告を終わります。 △建設委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、建設委員長審査報告を求めます。   [建設委員長 上田ゆういち君 登壇] ◆建設委員長上田ゆういち君) 建設委員会に付託されました議案5件について、審査の結果を報告いたします。 以上の議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、第97号議案 一般会計補正予算関係事項につきましては、質疑経過を踏まえ、意見の開陳を願ったところ、委員から、「鹿児島港湾整備事業費負担金のうちマリンポートかごしまに係る負担金については、工事確認後に予算計上すべきであるにもかかわらずその方針を変更したことは、基本的な予算計上在り方として問題であること、また、整備による経済効果について、当初71億3千万円とされていたが、その後、事業計画の変更が行われる中、国、県、市の累計で約311億円もの事業費を費やしているにもかかわらず、クルーズ船寄港回数に係る数値目標が示されているだけで、いまだに経済効果が示されないまま事業が進んでいくことは認めがたいこと、以上のようなことから、本件については賛成しがたい」という意見等が出され、意見の一致を見るに至らず、採決の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、申し添えておきます。 以上をもちまして、建設委員会における議案審査報告を終わります。 △環境文教委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、環境文教委員長審査報告を求めます。   [環境文教委員長 ふじくぼ博文君 登壇] ◆環境文教委員長(ふじくぼ博文君) 環境文教委員会に付託されました第97号議案 一般会計補正予算関係事項について、審査の結果を報告いたします。 本議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、環境文教委員会における議案審査報告を終わります。 △総務消防委員長報告 ○議長(山口たけし君) 次は、総務消防委員長審査報告を求めます。   [総務消防委員長 佐藤高広君 登壇] ◆総務消防委員長佐藤高広君) 総務消防委員会に付託されました第97号議案 一般会計補正予算関係事項について、審査の結果を報告いたします。 本議案につきましては、各面にわたり慎重に審査を行った結果、お手元に配付いたしました委員会審査報告書会議録末尾掲載)のとおり、原案どおり可決すべきものと決定いたしておりますので、御報告申し上げます。 以上をもちまして、総務消防委員会における議案審査報告を終わります。
    ○議長(山口たけし君) これより、委員長報告に対する質疑に入ります。 発言の通告はありませんが、別に発言がなければ、質疑はないものと認めます。 △討論 ○議長(山口たけし君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 たてやま清隆議員。   [たてやま清隆議員 登壇](拍手) ◆(たてやま清隆議員) 日本共産党市議団を代表して、ただいま上程されました17議案のうち、第97号議案 令和元年度鹿児島一般会計補正予算(第5号)中、款土木費項港湾費目港湾費鹿児島港湾整備事業費負担金中、人工島(マリンポートかごしま)関係補正予算について、反対する立場から討論を行います。 同補正予算では、鹿児島港湾整備事業費負担金全体について、国直轄港湾改修事業費は1億2,185万円、県施行重要港湾改修事業費等が2,925万4千円それぞれ減額補正となっていますが、人工島、いわゆるマリンポートかごしまについた国の補正予算は、鹿児島国際クルーズ拠点整備事業の進捗を図るため、国が施行する新たな岸壁の本体工と県が施行する歩行者用上屋工事等が計上されたものであり、次のような理由から反対します。 第1に、今回の補正予算における事業費6億6,500万円のうち、国が4億715万円、県が1億8,978万7,500円を負担し、本市が6,806万2,500円を負担させられており、その財源は100%市債という借金であり、後年度の市債の累計額は26億4千万円となり、国際クルーズ拠点整備による今後の経済効果も示されない中、孫子の代まで市民に負担を強いることは問題であります。 第2に、新たな負担金の計上に至る経過と本市の姿勢が問題です。当初予算では、航路、泊地の土質調査、岸壁の実施設計ケーソンの製作及び据付け等に必要な経費が計上されており、本年3月19日にはケーソン11函の製作、8月20日にはケーソン7函の据付けが完了することが発注済み工事として確認されています。しかし、今回の補正予算については、そもそも国からケーソンの数や施行期間等は全く示されておらず、したがって、工事の進捗率も不明であるにもかかわらず、国や県に確認しないまま負担金を支出することは問題であります。 また、県施行事業である歩行者用上屋については、かごしまクルーズターミナルに隣接するタクシー駐車場において観光客利便性向上のために整備する一環とのことですが、大型船が着岸する岸壁からタクシー乗り場までの歩行者用上屋は、場所からしても駐車場整備の一環とは言い難い上に、県から詳細な設計内容も示されていないにもかかわらず、根拠もない4,500万円の事業費に本市の負担金が計上されていることは問題であります。これまで人工島に係る港湾負担金は新年度予算では計上せず、年度間の実績を現地で確認した上で負担金を設定し、2月補正予算で計上してきた経過があります。しかし、鹿児島国際クルーズ拠点整備事業負担金については、事業の具体的な内容や工期や根拠が分からないにもかかわらず、国や県の言われるままに市民の税金で負担金を計上する市当局の姿勢は問題であります。今後、市当局は、予算執行に当たり市民への説明責任を果たすために国や県との現在の負担協議在り方を改める必要があることを強く要請いたします。 以上の理由から、人工島関連の補正予算を含む第97号議案に反対することを申し上げ、討論を終わります。(拍手) ○議長(山口たけし君) ほかに発言がなければ、以上をもって討論を終了いたします。 △表決 ○議長(山口たけし君) これより表決に入ります。 それでは、まず、第97号議案 令和元年度鹿児島一般会計補正予算(第5号)について、電子表決により採決いたします。 ただいまの議案に対する委員長の報告は、原案可決であります。 本件については、委員長報告どおり決することに賛成の議員は賛成を、反対の議員は反対をお押し願います。   [電子表決開始] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等はありませんか。   [「なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 押し忘れ等なしと認めます。   [電子表決終了] ○議長(山口たけし君) 賛成多数であります。 よって、本件は原案どおり可決されました。 次に、ただいまの議案1件を除くその他の議案16件について一括採決いたします。 以上の議案16件については、委員長報告どおり、第91号議案については異議のない旨答申することに、また、その他の議案15件についてはいずれも原案どおり決することに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、いずれもそのように決しました。 △第107号議案-第146号議案上程 ○議長(山口たけし君) 次は、日程第2 第107号議案ないし日程第41 第146号議案の議案40件を一括議題といたします。 件名の朗読を省略いたします。 △市長提案理由説明 ○議長(山口たけし君) ここで、提出者の説明を求めます。   [市長 森 博幸君 登壇] ◎市長(森博幸君) 令和2年度予算案及び条例その他の案件の審議をお願いするに当たり、市政運営についての所信の一端を申し述べますとともに、今回、提案しております予算案等について御説明申し上げます。 今年は、私の4期目の締めくくりの年として、市民の皆様方と約束した施策の総仕上げを図るべく、市政運営に持てる力と情熱の全てを傾けてまいる所存です。 さて、世界で国際秩序の揺らぎにより、先行きに対する不透明感が高まる中、国においては、少子高齢化人口減少問題の克服に向け、子育て支援、働き方や社会保障改革等を進めるとともに、活力ある地域社会の実現と歯止めのかからない東京圏への一極集中の是正のため、第2期地方創生総合戦略を策定し、新たな時代の流れを力に、取組を加速させるとしています。 このような中、私は、市勢の限りない発展と市民福祉の向上のため、次代の「まち」・「ひと」・「しごと」づくりに、引き続き“全力投球・チャレンジ”してまいります。 近年、猛暑や豪雨など異常気象による災害が国内外で多発し、もはや気候危機という状況にあります。そうした中、私は、昨年末、国際社会の一員として、将来の世代に豊かな環境の恵沢を継承していくため、都市自治体として先導的役割を果たすべく、「ゼロカーボンシティかごしま」を宣言しました。この取組は、持続可能な発展と次世代の幸せへの投資です。 私は、新しい時代とその先の未来を見据えながら、進取の気概を持って、直面する地球温暖化人口減少などさまざまな課題の克服に向け、創意工夫と挑戦で明るい展望が開けるよう積極果敢に取り組む決意です。 いよいよ今年は、東京2020オリンピック・パラリンピック、そして、その熱気と感動の余韻を引き継ぐ燃ゆる感動かごしま国体かごしま大会が開催されます。 また、中心市街地ではさらなる交流を生み、それを支える基盤となる大規模な再開発やプロジェクトが進められており、令和の到来とともにまちの装いが大きく生まれ変わり、機能が強化されていく、まさに大交流新時代の幕開けを迎えようとしています。 この千載一遇の好機を最大限に生かし、本市の発展につなげていかなければなりません。私は、大交流をまちの活力創出活性化の源泉に豊かさを創造し、さらなる飛躍の時代の扉を開くべく、力強い一歩を踏み出し、その礎を築いてまいります。 このため、本年度を挑戦と好機の年として3つの視点から本市のまちづくりを進めます。 1つ目は、「まち」の魅力を「磨く」です。 まちの持続的な成長のためには、本市が持つ多彩な資源や魅力に一層磨きをかけ、新たな価値を創り出していくことが必要です。 かごしま国体・大会を必ずや成功させるとともに、東京2020大会も含めたこの好機を捉え、国内外への情報発信来訪者を温かく迎え入れる体制を充実・強化し、交流人口のさらなる拡大につなげます。 また、脱炭素社会の構築に向けた取組をさらに進めるとともに、予期せず発生する自然災害に備えるための防災・減災力の向上、再開発等による機能的でにぎわいのある都市空間の形成を進めます。 2つ目は、「ひと」の活躍を「応援する」です。 まちづくりの根幹は人であり、市民の知恵や行動力こそが都市の、そして新たな局面を開くエネルギーになります。 未来の力となる子供が健やかに生まれ育つ環境づくりグローバル教育、地域との連携による次代の担い手づくりに取り組むとともに、優しさとぬくもりのある健康・福祉施策を推進し、誰もがそれぞれのステージで生き生きと暮らし、活躍できるよう取り組みます。 3つ目は、「しごと」の機会を「創る」です。 若者の大都市圏への流出抑制や意欲のある人材の活躍を進めるためには、地域経済の活力を高め、多様でやりがいのある就業機会を広げることが重要です。 成長分野における新産業の創出、中小企業事業承継等の支援を行うとともに、地元就労やワーク・ライフ・バランスの促進など、若者、女性、高齢者障害者など誰もがその個性や能力を発揮しながら、安心して働ける環境整備に取り組みます。 「希望の道をつなごう」、これは今回のオリンピック聖火リレーのコンセプトです。聖火の光は、支え合い、認め合い、高め合う心で全国をつなぎ、国体の炬火リレーも私たち市民・県民の希望の明かりとなって一体感や機運を高めてくれるものと思います。 多くの市民の心に刻まれ、市政の歴史に残るビッグイベントを迎えるに当たり、本市を愛し、思いを寄せてくださる皆さんと心を1つにしてつながり、その情熱と行動力を結集し高め合うことにより、真に豊かさを実感できる都市の創造に全力を傾注し、未来への希望をつないでまいりたいと考えております。 次に、令和2年度当初予算について申し上げます。 国においては、過去最高の税収を見込む中、新経済・財政再生計画の下、歳出改革を継続しながらも、社会保障の充実、経済対策の着実な実行に取り組むとされています。 地方財政においては、財政需要は引き続き増大しており、厳しい状況にありますが、地方財政計画においては所要の一般財源総額が確保されたところです。 本市においては、歳入面では、地方消費税交付金、地方交付税等が増額となるものの、歳出面では社会保障関係経費や都市基盤整備、防災・減災対策、地方創生関連施策の推進など、本市を取り巻く喫緊の課題に対応するための施策・事業に多額の費用が見込まれることから、依然として厳しい財政状況は続くものと予想されます。 これらのことを踏まえ、予算編成に当たっては、事務事業の峻別・見直しを行うなど創意工夫を重ねる中で、財政の健全性を維持しながら、新しい時代にさらなる飛躍を遂げるため、まちの総合力を一層高める諸施策について積極的に予算に盛り込んだところであり、マニフェストに掲げた7つの基本政策に全力で取り組んでまいります。 このような基本的な考え方に基づき編成いたしました令和2年度の当初予算案は、一般会計2,771億1,100万円、特別会計1,318億8,700万円、企業会計735億8,900万円、総額4,825億8,700万円となりました。 以下、歳出予算の主な内容について、基本政策ごとに順次御説明申し上げます。 まず、第1は、人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまちです。 東京2020オリンピック・パラリンピックを本市の多彩な魅力を全世界に発信する好機として捉え、首都圏における各種イベントへの観光ブース出展や人気スポットでの大型ビジョンを活用したPRを実施するとともに海外メディア等へのプロモーションを展開するほか、聖火リレーを県などと共同で実施します。 また、ラグビー南アフリカチームのオリンピック事前合宿を受け入れるとともに、同国の文化等を紹介するイベントを開催するほか、世界マスターズ水泳選手権の開催に向けた準備に取り組みます。 さらに、磯新駅設置に向け経済団体や県などと連携した取組を促進するとともに、異人館の周辺整備工事を進めるほか、路面電車観光路線の基本計画の策定に取り組みます。 このほか、新島における広場や案内所など観光施設の整備に向け実施設計を行います。 また、世界文化遺産などに活用された石の文化と火山のつながりを学ぶツアーを新たに実施するほか、新島、黒神町周辺へのジオクルーズツアーの可能性について調査を行います。 さらに、おはら祭やかごしま錦江湾サマーナイト大花火大会、天文館ミリオネーションなど各種イベントを開催するとともに、食などの地域資源を生かした民間主催のイベントを支援するほか、来年のおはら祭70回を記念し、新型花電車の整備に着手します。 平川動物公園におきましては、コアラ舎の改修を行うとともに、オーストラリアから専門家を招聘し、日本初となるコアラの人工繁殖に取り組みます。 また、サッカー等スタジアムの整備について立地の検討などを引き続き行うほか、鹿児島ユナイテッドFCに対するトレーニング施設用地の貸付けやアウエーサポーターの誘客に取り組むとともに、鹿児島レブナイズの活動を支援します。 観光客の誘致受入れでは、鹿児島中央駅東口に常設の観光案内所を設置するほか、鹿児島観光コンベンション協会のMICE誘致戦略プラン(仮称)策定を支援します。 また、女性目線での魅力発信と観光素材の掘り起こしに取り組むため、インフルエンサーを活用したプロモーションを展開するほか、観光農業公園においてオートキャンプ場の実施設計等を行うとともに、魅力的で快適なアウトドアが楽しめるグランピングの導入に向けた調査を実施します。 このほか、ナポリ市との姉妹都市盟約60周年、マイアミ市との盟約30周年に際し訪問団による交流を行うとともに、ナポリ市の食文化等を紹介するイベントを民間と協働で開催するほか、本年4月に国際交流センターの運営を開始します。 第2は、健やかに暮らせる安全で安心なまちです。 結婚への支援については、新たに共通の趣味を通した出会いの場を提供するとともに、引き続き各種イベントを開催します。 また、親子つどいの広場及びすこやか子育て交流館の支援体制を強化するとともに、地域の子育てサロン等に保育士を派遣する経費に助成するほか、子育て世代包括支援センターに新たに発達支援専門員を配置します。 さらに、産婦を継続してサポートするため、小児科医等が産後2か月の母親の心の状態や育児の状況を確認し、必要な支援につなげるとともに、1歳以上2歳未満の幼児等を対象に新たにおたふく風邪ワクチンの接種費用に対する助成を行います。 このほか、新たに小学1年生を対象に歯科健診及びフッ素塗布を実施するなど、子供の虫歯対策を充実します。 また、児童クラブを6か所増設するほか、学生向けの保育所見学ツアー、保育士等との意見交換会を実施するとともに、新たに保育士のための宿舎借り上げ経費に対し助成し、さらなる保育士の確保を図るほか、一時預かり事業の補助対象となる幼稚園の範囲を拡大します。 さらに、子供の貧困問題の啓発冊子を作成するとともに、子供の居場所づくりの活動をサポートする講習会を開催するほか、児童相談所について引き続き設置に向けた取組を進めます。 また、健康寿命を延伸する取組として、熱中症及びヒートショック予防の普及啓発を行うとともに、高齢者など市民の外出しやすい環境づくりのため、団地内における歩道等へのベンチ設置、公園の屋根付休憩所の整備を進めます。 さらに、地域包括支援センターの体制を強化するとともに、ピアサポーターのスキルアップを図るほか、障害児等が通う事業所に対する助成、障害福祉サービス等に対する市独自の利用者負担軽減を行います。 災害に強い強靭なまちづくりについては、大雨対応に係る検証結果を踏まえ、災害時に市民が取るべき避難行動に資する防災リーフレットを作成するとともに、各避難所にハザードマップを掲出するほか、災害時に緊急放送を自動受信する防災ラジオを有償で提供します。 また、セーフコミュニティの国際認証の再取得に取り組みます。 さらに、大規模盛土造成地の年代調査等を行うとともに、新たに崖崩れの被害を未然に防止するための応急防災工事の経費に対して助成します。 このほか、火山防災トップシティの推進を図るため、全国の火山地域の市町村と連携する体制を構築し、国等に対し対策強化を働きかけるほか、火山防災を専門的に研究する組織の設置に向け調査検討を行います。 また、桜島火山爆発総合防災訓練を引き続き実施するとともに、広域避難時の避難時間についてシミュレーションを行います。 さらに、災害時に備え長田中学校などにマンホールトイレを整備します。 このほか、防犯灯の設置費補助を拡充するとともに、新たに町内会等の防犯灯に係る損害賠償責任保険の加入に対し助成するほか、中央本署及び谷山分遣隊への令和3年4月の救急隊配置に向け高規格救急車の整備等を進めます。 病院事業では、高度医療機器の整備により診療体制の充実を図るとともに、地域医療機関とのさらなる連携により高度急性期医療等を担う取組を進めるほか、創立80周年記念事業を行います。 また、国民健康保険において、糖尿病の重症化リスクが高い人への保健指導を充実します。 第3は、水と緑が輝く人と地球にやさしいまちです。 「ゼロカーボンシティかごしま」の実現に向けて、市役所本庁舎の電力を100%再生可能エネルギー化するとともに、事業所への太陽光発電システムの設置助成の拡充、クリーンディーゼルトラック等の導入に対する新たな助成に取り組むほか、動画などによる周知・広報、国際会議での情報収集を進め、二酸化炭素排出削減の機運の醸成を図ります。 また、次世代を担う若者たちの地球温暖化や気候変動に対する関心を高めるとともに行動の輪を広げるため、学生を中心としたワークショップ等を開催します。 さらに、国際的な環境問題に取り組んでいるWWFジャパンと連携し、本市の環境施策を充実するとともに、バイオガス施設を備えた新南部清掃工場の整備を進めるほか、クールチョイス事業のさらなる展開を図ります。 このほか、コミュニティサイクルポートの再編を行い、かごりんの利用促進を図るとともに、親水スポット等を紹介するガイドブックを作成し、水環境保全意識の向上を図ります。 家庭ごみの減量目標達成に向けては、テレビCM等を活用した広報・啓発を行うとともに、剪定枝の戸別収集や粉砕機購入助成を新たに始めるほか、市民農園利用者への段ボールコンポストの無料配布に取り組みます。 また、加治屋まちの杜公園(仮称)を本年10月に供用開始します。 第4は、地域産業で若者や女性が活躍できるまちです。 中小企業の若手後継者による事業承継などに対して支援するとともに、食品関連の新商品開発やかごしまデザインアワードの受賞作品の販路拡大等を支援します。 また、クリエイターの移住体験イベントを拡充するとともに、SNSを活用した移住促進に関する情報発信など、クリエーティブ人材誘致の取組を強化します。 さらに、中小企業に就業または起業した東京23区から本市への移住者等に移住支援金を支給するほか、若者就職応援フェアの開催や若年者等を雇用した事業主への助成など、雇用機会の拡大を図ります。 また、空き店舗等の活用セミナーの受講対象者を拡大するとともに、商店街等が行う共同施設の設置に対する助成や頑張る商店街支援事業に取り組むほか、創業支援資金の信用保証料の軽減を図ります。 このほか、特産品ガイドブックをリニューアルするとともに、県外の百貨店と連携した物産販売イベントなどにより本市特産品のPRに取り組みます。 農林水産業の振興では、農業の担い手が既存のビニールハウスなど農業用施設を有効活用するために必要な経費に対し助成するほか、都市農業センターにおいてICTを活用した野菜栽培技術のデータ化を行い、新規就農者等への伝承に取り組みます。 また、森林経営管理制度の推進に取り組むとともに、森林資源整備への助成を行います。 第5は、学ぶよろこびが広がる誇りあるまちです。 小中学校6校に新たに学校運営協議会を設置し、学校と地域の情報共有を図り、質の高い学校教育の実現を目指すとともに、青少年の翼事業やかごしま創志塾によりグローバルな人材の育成に取り組みます。 教育相談については、臨床心理相談員及びスクールソーシャルワーカーを増員し、学校のいじめ問題や不登校等へのきめ細かな対応を図るほか、特別支援教育の支援体制を強化します。 このほか、松原小学校の旧校舎の解体、八幡小学校の校舎建て替えの設計等を行うとともに、学校のトイレ洋式化をさらに推進するほか、郡山体育館の空調設備の実施設計、松元公民館の内部改修を実施します。 また、文化芸術推進基本計画策定に向け市民意識調査を行います。 かごしま国体・大会につきましては、本年10月の開催に向けて、炬火リレーの実施、観戦ガイドブックの配布など機運醸成を図るとともに、選手等の受入れ体制を整え、競技会の円滑な運営に取り組みます。 また、パークゴルフ場を本年11月に供用開始するとともに、新たに鹿児島市スポーツ振興協会(仮称)を設立し、スポーツのさらなる普及、振興を図ります。 このほか、女性活躍を推進するため、経営者等の意識改革や女性管理職の育成に向けたセミナーを実施するとともに、次期男女共同参画計画策定に向け市民意識調査を行います。 第6は、市民生活を支える機能性の高い快適なまちです。 中央町19・20番街区、千日町1・4番街区の再開発ビル及び中央町16番街区の駐車場の工事に対し引き続き助成するとともに、新たに呉服町2・3番街区駐車場の実施設計などに助成するほか、千日町再開発ビル内のまちなか図書館(仮称)の整備を進めます。 また、鹿児島中央駅東口にペデストリアンデッキが整備されるなど、装いが一新する駅前広場一帯について、大交流新時代にふさわしい都市空間を創出するため、常設の観光案内所や若き薩摩の群像などの整備を行います。 さらに、鹿児島駅の自由通路や駅前広場、上本町磯線の工事を進めるとともに、浜町1番街区再開発の実施設計に対し助成するほか、吉野地区を初めとする6地区の土地区画整理事業を推進します。 このほか、公共交通不便地におけるあいばす等の運行を行います。 また、団地再生に向けて、これまでの地域住民等との協働による検討を踏まえた団地再生計画(仮称)を策定するほか、西伊敷第一住宅及び大明丘住宅の建て替え工事を行うとともに、平川地区の既存集落活性化住宅の用地取得、吉田地域の地域活性化住宅の建設を行います。 このほか、無電柱化のため城南線の測量設計を行うとともに、臨港道路鴨池中央港区線や中央港区岸壁の整備等を促進します。 公園整備については、谷山北分遣隊跡地、高塚公園(仮称)及び伊敷肥田公園(仮称)の工事を行うとともに、坂之上東中公園(仮称)の設計を行います。 さらに、公園砂場の砂の攪拌、消毒等を定期的に実施することで衛生管理を強化します。 このほか、インターネット上の地図で市営バスの経路検索ができるようデータの整備を行うほか、国体おもてなしラピカを発売します。 また、老朽水道管の更新や基幹管路の耐震化を行うとともに、公共下水道基本構想・全体計画の策定、吉野地区等への汚水管の布設を行います。 第7は、市民と行政が拓く協働と連携のまちです。 地域おこし協力隊を新たに桜島地域に配置し、地域ブランドのPRなどに取り組むとともに、引き続き各校区における地域コミュニティ協議会の活動等を支援するほか、市長とふれあいトークの開催等により市民ニーズの把握に努めるなど、市民との協働によるまちづくりを推進します。 また、連携協定を結んでいる市内6大学で市政に関するワークショップや意見交換等を行います。 さらに、幅広い世代に利用されているLINEを活用して市政情報を市民ニーズに合わせて配信するほか、本市のブランドメッセージ「あなたとわくわくマグマシティ」やキャラクター「さつマグニョン」を用いたブランディングキャンペーンを展開します。 このほか、本市への移住を検討している方を対象に移住体験ツアーを実施します。 行財政運営については、次期総合計画基本構想素案を作成するほか、組織・機構を見直し、社会経済情勢や市民ニーズの変化に迅速かつ的確に対応するとともに、障害者の雇用を拡充するなど多様な人材の採用に取り組みます。 また、個人番号カードの普及促進に取り組むとともに、同カードを活用したマイナポイント利用のためのマイキーIDの設定を支援します。 さらに、市税などの納付手段の多様化を図るため、スマートフォン等を活用したモバイル決済サービスの導入に取り組むほか、庁舎案内を行うロボットを試験的に配置するとともに、AI等の活用が見込まれる業務を抽出し分析するなど、地域情報化を推進します。 次に、条例その他の案件について、御説明申し上げます。 財産の無償貸付けの件は、旧改新小学校の教室棟及び教員住宅を特定非営利活動法人フードバンクかごしま等に無償で貸し付けるについて、議会の議決を求めるものです。 鹿児島市動物の愛護及び管理に関する条例制定の件は、動物の愛護及び管理に関する法律第9条等の規定に基づき、動物の飼養及び保管、動物愛護管理員等に関し必要な事項を定めるものです。 鹿児島放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件など2件は、児童福祉法に係る省令の一部改正に伴い、関係条文の整備をするものです。 鹿児島幼保連携型認定こども園の設備及び運営の基準に関する条例一部改正の件は、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に係る府令等の一部改正に伴い、関係条文の整備をするものです。 鹿児島特定教育保育施設及び特定地域型保育事業の運営の基準に関する条例一部改正の件は、子ども・子育て支援法に係る府令の一部改正に伴い、関係条文の整備をするものです。 鹿児島市立いしき園設置条例廃止の件は、救護施設及び養護老人ホームの経営を社会福祉法人に移行することに伴い、同園を廃止するものです。 土地の無償貸付けの件は、喜入町の土地を鹿児島ユナイテッドFCの運営会社である株式会社鹿児島プロスポーツプロジェクトに無償で貸し付けるについて、議会の議決を求めるものです。 地方自治法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例制定の件は、地方自治法の一部改正に伴い、関係条例の整理をするものです。 鹿児島中央卸売市場業務条例一部改正の件は、卸売市場法の一部改正に伴い、卸売業務の許可等に係る規定を新設するとともに、売買取引等に係る規定を整備するものです。 鹿児島市立病院職員定数条例一部改正の件は、診療体制の充実を図るため市立病院の職員の定数を改めるとともに、職員の配偶者同行休業制度の新設に伴い配偶者同行休業中の職員を定数外とするものです。 鹿児島交通局職員定数条例一部改正の件及び鹿児島船舶局職員定数条例一部改正の件は、配偶者同行休業中の職員を定数外とするものです。 鹿児島水道局職員定数条例一部改正の件は、雨水整備室の設置等に伴い水道局の職員の定数を改めるとともに、配偶者同行休業中の職員を定数外とするものです。 鹿児島都市計画事業吉野地区土地区画整理事業施行条例等一部改正の件は、土地区画整理法施行令の一部改正に伴い、関係条例の整理をするものです。 鹿児島浄化槽保守点検業者の登録に関する条例一部改正の件は、浄化槽法の一部改正に伴い浄化槽管理士の研修を浄化槽保守点検業者に義務づけ、あわせて同業者の登録更新の拒否の要件を追加するものです。 職員の配偶者同行休業に関する条例制定の件は、地方公務員法第26条の6第1項等の規定に基づき、職員の配偶者同行休業に関し必要な事項を定めるものです。 職員の服務の宣誓に関する条例一部改正の件は、会計年度任用職員に係る服務の宣誓の特例を定めるものです。 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例一部改正の件は、給料が支給される会計年度任用職員の補償基礎額を定めるものです。 鹿児島事務分掌条例一部改正の件は、児童福祉や子育て支援のさらなる推進を図り、児童相談所の設置に向けて整備体制を強化するなど、子供と家庭に対する施策を総合的に推進するため、こども未来局を新設し、その事務分掌を定めるとともに、関係条例の整理をするものです。 鹿児島職員定数条例一部改正の件は、こども未来局、ICT推進室、保健支援課及びこども支援室の設置、国体等への対応、いしき園の廃止等に伴い職員の定数を改めるとともに、配偶者同行休業中の職員を定数外とするものです。 職員の育児休業等に関する条例一部改正の件は、職員の配偶者同行休業制度の新設に伴い、育児休業をすることができない職員の範囲を改めるものです。 鹿児島市報酬及び費用弁償条例一部改正の件は、非常勤の職員に対する月額報酬の減額について定めるものです。 包括外部監査契約締結の件は、包括外部監査契約を締結するについて、議会の議決を求めるものです。 鹿児島監査委員条例一部改正の件は、地方自治法の一部改正に伴い、関係条文の整備をするものです。 以上、市政に対する私の所信の一端を申し述べ、今回提案しました令和2年度予算案及び条例その他の案件についての説明を終わります。 これらの施策の推進に当たりましては、市議会の御理解と御協力をいただくとともに、市民の市政への参画を高め、市民とともにまちづくりを進めてまいる所存でございます。 なにとぞ、よろしく御審議のうえ、議決していただきますようお願いいたします。 ○議長(山口たけし君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 △休会の議決・散会 ○議長(山口たけし君) ここでお諮りいたします。 明日及び明後日は休会とし、2月25日に本会議を再開いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(山口たけし君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 なお、2月25日は、午前10時から会議を開きます。 本日は、これにて散会いたします。             午前10時46分 散会──────────────────────    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。         市議会議長  山 口 たけし         市議会議員  上 門 秀 彦         市議会議員  崎 元 ひろのり...